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第4回
『日本拳法<防具編2>』
日本拳法の防具は大きく分け、
剣道で用いるような、
金属製の面と竹製の胴と、
空手のように、
拳サポとグローブの2つがあります。
これらの防具を装着して、
格闘術を競う訳です。
しかし防具は、
攻防による裂傷や震盪から、
頭部と身体を守ってくれますが、
衝撃までは防いでくれません。
自分が元ボクサーの方と戦った際は、
翌日はアゴの痛みで、
食事が出来ない程でした。
また面・胴・グローブ、
合わせて8kg以上の装備を身につけ、
100秒以上を取っ組み合うためには、
身体作りといった、
鍛錬が不可欠になります。
ちなみに、
知名度や普及率は、
剣道と空手の、
双方に及ばないものの、
この防具を身につける事により、
誰でも安全に、
かつ本格的に格闘技が実践できるので、
日本拳法は、
幼稚園児から社会人まで、
幅広い活動枠をみせています。
また関連して、
日本拳法は、
普段から自分の身を守ってくれる、
この「防具への感謝」や、
「モノを大切にする姿勢」、
殴る・殴られる痛みを知ることによる、
「暴力の自制」等、
精神的な教養にも、
一役買っている訳です。
『たお君の道場』
第1回『道場へようこそ』
第2回『花は、みられて花になる』
第3回『日本拳法<防具編1>』
第4回『日本拳法<防具編2>』